インバウンドは比較的に新しい分野です。インバウンドについての知見のある人材があまりいないのは現状です。
今後だんだん増加が予想される外国人観光客をはじめとする観光客のニーズの多様化に対応するため、今までになかったビジネス領域が出現してきています。
インバウンドマーケットを拡大および成長させていくうえで、外国人目線でインバウンドビジネスをプロヂュースしていける人材の育成が望まれています。
人材育成を構成する3つの要素について詳しく話しましょう。
目次
OJT(On the Job Training)
人材育成の手法として、もっとも有名なものがOJT(On the Job Training)です。
その名の通り、業務の実践を通じて教育を行うものです。
正確には「現場が主体となって、現場で実施される人材育成」を総称してOJTと呼びます。
現場で学ぶことは、世代を問わない有効な育成方法です。
アメリカでの調査では、経営幹部となったビジネスマンへの調査で「もっとも役に立った出来事は何か」と質問したところ、70%が「仕事上の経験に関すること」と回答しました。
それだけ、現場での体験が人材育成に与える影響は大きいといえます。
ちなみにOJTには、プログラム・カリキュラム化されたOJTとそうでないものがあります。
新人育成のOJTはプログラム化されたものが多いのですが、中途採用に対しては、OJTが整備されていないことも多いようです。
OJTの注意点:
しかし、OJTは「名ばかりの人材育成」になってしまうことがあります。
教育担当の社員がついてはみるものの、ともすれば放置されがちになるといった事例はよく耳にします。
こういった、OJT機能不全による育成の問題を解消するには、従来のOJTとは違う視点にも目を向ける必要があります。
Off-JT(Off the Jo Training)
Off-JT(Off the Jo Training)とは、業務の実践以外に用意された育成の場、つまり研修ということです。
代表的な事例は
- 新卒導入研修
- 管理職研修
などが挙げられます。
その他に、専門的な知識が求められる職場ではスキルアップ研修や、キャリアプランニング支援研修などが存在しますが、実施している企業は限られます。
自己啓発
自己啓発とは、企業が準備した教育の枠組みに頼らず、社員自らスキルの習得・向上を図ることです。
外部セミナーを受講する、ビジネス書籍を読む、といった行為に相当します。
自己啓発に対して費用・時間的な補助を行う企業が多いでしょう。
まとめ
これらの3要素を活用し、効率的に人材育成を行っていくのが望ましいとされます。
人材育成は一日にしてならずです。
ぜひこの記事を参考に、育成の効率化・見直しに取り組んでみてください。
名前:Nguyen Mai Huong (グエン マイ フーン)。ベトナムのタインホア県出身。職業:岡大生文学部
123Serverでインターンシップとして働いています。小学生の時から読むことと書くことが好きで高校時代に国語専門クラスに入りました。自分に挑戦したくて日本に留学しようと決めました。
日本の大学に入学し、色々な分野の知識を学び、その中にマーケティングに興味を持つようになります。
ベトナムか日本かを問わず、世界の国々の共通点を見つけて観光ビジネスをより発展させるという目標に向かって記事を書き始めます。